GDAC2の便利な使い方篇

  • GDAC2でDTXデータを作るときの基本的な使い方を教えて下さい。?
  • GDAC2の便利な使い方を教えてください。?

 ? GDAC2の便利な使い方を教えて下さい。

ここでは、GDAC2の応用的な操作方法について説明します。 (実はすべてGDAC2のヘルプに書かれている内容です。)

  • レーン関連づけ? (チップの配置効率を大幅にアップするワザ)
  • スポイト機能? (譜面上でチップを持ち替える)
  • 選択モードと配置モードの簡単な切り換え方]
  • 検索と置換について?
    • 検索?
    • 置換?
    • その他検索・置換の便利な使い方
      • 特定のレーンのチップを全て選択するには?
      • ハイハットのオープンな音色のチップだけ選んで、 「ハイハットオープン」のレーンに移す(裏オブジェクトにする)には?
  • 3連符の入力のしかた?
  • 小節長変更? (4/4拍子以外の入力のしかた)
  • GDAC2起動直後、最初からいきなりDTXの新規作成状態にするには?
  • 空打ち音を設定する?
  • その他tips?

? レーン関連づけ (チップの配置効率を大幅にアップするワザ)

ドラムの譜面では、1本のレーンの中では、 とある1種類の音だけが非常に良く使われる、ということがままあります。 そんな中、別レーンのチップ配置をするたびに、 いちいちチップを「持ち替える」のは、非常に面倒です。

GDAC2の「レーン関連づけ」の機能を使うと、 レーンごとに置くチップの番号をあらかじめ設定することができ、 そういった譜面を簡単に作成できるようになります。

配置モード(鉛筆アイコンがクリックされている状態)で、 設定したいレーンの上部 (HHとかSDとか書いてあるところ) を左クリックすると、 現在「持っている」チップ番号がそのレーンに登録(関連付け)されます。 同じところで右クリックすると、登録を解除できます。

一旦関連づけを行うと、以後そのレーンでは、 今どんなチップが選択されていようとも、 関連づけたチップが配置されるようになります。 (つまり、チップの持ち替えをしなくてよくなります)

[CTRL]キーを押しながら登録操作をすることにより、 ハイハットオープンやライドシンバルなどの [CTRL]を押しながら配置するチップについても、 同じ事ができます。 (右図のHHレーンを参照。)

関連付けが設定されたレーンは、 右図のようにレーン上部に関連付けられたチップの番号が表示されます。

チップ配置時に[SHIFT]キーを押しながら配置すると 一時的に関連付けを無視して配置することができます。
でもハイハットオープンやライドシンバルだけはこれがうまく行かない・・(T_T) Q&A担当者は、関連づけのないレーンに[CTRL]-左クリックしてチップを一旦置いてから、それを希望のレーンに動かすという強引なやり方で逃げてます。 ([F8]キーを併用すれば?結構楽です。)

この機能を使うのと使わないのとでは、DTXの作成効率がまるで違います。 ご活用下さい。


? スポイト機能

配置モード(鉛筆アイコンがクリックされている状態)のとき、 既に配置されているチップの上で、[SHIFT]+右クリックすると、 そのチップに「持ち替える」ことができます。

別のチップを選択し直すのに、 いちいちウインドウ右下までマウスを動かして番号を選ぶ、 と言った手間をかけずにすむので、便利です。

左から順に。まず[0A]のチップを持っている状態で、 [01]の上にマウスを合わせて[SHIFT}+右クリックすると、 [01]を持っている状態になります。


? 選択モードと配置モードの簡単な切り換え方

選択モードと配置モードは、[F8]キー押下で切り換え可能です。 これを知っていると、なにげに便利です。


? 検索と置換について

例えば、一般的なソフトでしたら、置換の機能は

  1. メニューから置換コマンドを選択
  2. 「**というチップを、??というチップに全て置換」と言うような設定をして、置換を行う

という流れになると思います。 しかし、GDAC2の場合は、

  1. メニューから検索コマンドを選択
  2. 「**というチップを」の設定をして、条件に該当するチップを全て選択状態にする
  3. 「??というチップに置換」の設定をして、選択状態にあるチップに対して実際に置換を行う

というように、検索と置換の機能が完全に分かれています。

一見、ここだけを見ると、GDAC2の置換は面倒そうに見えますが、 その代わり検索条件・置換条件を複雑に設定でき、 むしろ使い勝手がよいものになっています。

以下、まずは簡単な検索・置換の例について触れ、 その後操作のバリエーションについて説明します。


? 検索について

メニューから [編集] - [検索] とクリックするか、 もしくは [CTRL] + [F] とキーボード操作することで、 「オブジェの検索」画面を表示することができます。

典型的な、「05番のチップを検索する」ような場合は、 「WAV/BGA番号範囲」のところを「05〜05」として、 [OK]をクリックします。 すると、 「3個のオブジェクトを選択しました」 などといったダイアログが表示された後、 05のチップだけが全て選択された状態となります。

この「選択された状態」のまま、次に「置換」を行います。

検索機能のウインドウ。ここで 「WAV/BGA番号範囲」のところを「05〜05」とすると・・・

05 のチップだけが全て選択された状態になります。


? 置換について

何かのチップが選択されている状態で、右クリックして、 「一括編集」を選ぶと、 「オブジェ一括編集」のウインドウが現れます。 ここで、いわゆる「置換」の操作を行うことができます。 つまり、GDAC2の「置換」は、 あくまで「選択されているチップ」に対して行うものであり、 一般的な他のアプリのように 「データ全体」に対して行うものではないことに注意して下さい。

ここでは、単純に (先程選択した) 05 のチップを 0A に置換する例を紹介します。

「WAV/BGA操作」のところで、「一定値」として、 値を 0A にすると、05 がすべて 0A に置換されます。

以上が、基本的な検索・置換の流れになります。

先程、検索機能を使って 05 が選択されている状態で、 右クリックして、 メニューから「一括編集」をクリック。

「WAV/BGA操作」のところで、「一定値」として、 値を 0A にすると・・・

05 が 0A に置換される。


? 特定のレーンのチップを全て選択するには

ここからは、 比較的よく使うことになるような、検索・置換の便利な使い方についてご紹介します。

まず、特定のレーンのチップを全て選択するような操作。 実はこれ、色々なやり方があります。 ここでは、 ハイハット (オープン/クローズ両方) のレーンにある全てのチップを選択する例を説明します。

やり方その1。検索で「レーン」をHHのみ指定して、 「WAV/BGA番号範囲」は全部(01〜ZZ)を指定すると、 HHレーンの全てのチップを選択できます。
「レーン」でHHのみ指定するには、まず[None]をクリックして、 次にHHのところをクリックすると楽です。

やり方その2。HHレーン上で右クリックして、 [全て選択] - [このレーン] を選択。

やり方その3。 レーン上部の「HH」と書かれた部分を左クリックすることでも、 HHレーンの全チップを選択できます。
(注: 選択モード(鉛筆マークがオフ)の時。)


? ハイハットのオープンな音色のチップだけ選んで、 「ハイハットオープン」のレーンに移す(裏オブジェクトにする)には

1. 例えば、04 がオープンハイハットの音色だったとして、 これをオープンハイハットのレーンに移したい場合は・・。

2. メニューの[編集]-[検索]で検索ウインドウを出し、 HHレーンを選択し、 オープンハイハットの音色であるチップの範囲を指定する。 (ここでは、03〜04がオープンハイハットであるとしています)
これで、オープンハイハットの音色を持つチップが全て選択されます。

3. 次に、選択されているオープンハイハットのチップを、 オープンハイハットのレーンに移すのですが、 これには「置換」の機能が使用できます。
右クリックして、メニューから「一括編集」を選択します。
次に、一括編集のウインドウで、 「表オブジェ→裏」を選択して[OK]をクリックします。

4. すると、無事オープンハイハットのレーン(裏オブジェ)に移ります。


? 3連符の入力のしかた

シャッフルビートなど、 3連符を入力することは割とよくあることですが、 何も考えずに入力しようとすると、 「きちっとした位置」にチップを置くことができずに困ることになります。

「編集単位」を「12分」(や24分など、12の倍数)にすることで、 3連符をきちんとした位置に置くことができます。

(4/4拍子の場合。)

3連符入力の例。編集単位を12分にすると、 1拍が3等分され、3連符を簡単に入力できる。


? 小節長変更 (4/4拍子以外の入力のしかた)

4/4拍子以外の拍子の曲を入力するときには、 拍子が変わる小節で「小節長変更」を行います。 「小節長変更」は、譜面の上で右クリックすると現れるメニューの中にあります。

「小節の短縮化」のウインドウが出たら、 拍子に相当する数値(倍率)を入力します。 例えば3/4拍子ならば、3÷4=0.75 を入力しますし、 5/4拍子でしたら 5÷4=1.25 を入力します。 元に戻す (4/4拍子にする) 場合は、4÷4=1 を入力します。

右クリックして、「小節長変更」を選択。

小節の倍率を入力する。例えば3/4拍子なら、3÷4=0.75 なので、 0.75を入力する。

ただし、ちょっと難点がありまして・・・。 小節長を変更しても、GDAC2上で小節の見た目の長さは変わりません。 長さは変わらず、チップの間隔だけが変わります。

例えば、下図左の001小節は、3/4拍子にして、 1拍ずつスネアを置いたときの図です。 (002小節は、通常の4/4拍子です。) 図をご覧いただくと一目瞭然なのですが、 「きちっとした位置」にチップが収まらなくなるので、 非常に入力しづらくなります。

幸い、3/4拍子の場合は、下図右のように、 「編集単位」を16分から12分に変更することにより、 「きちっとした位置」に配置できるようになります。 しかし、5/4拍子や7/8拍子など、 「分子の数で192を割り切れないような場合」が鬼門で、 編集単位をどう設定してもきちんとした位置にはなりません。

(3/4拍子の場合も、たまたま4分音符がOKなだけであって、 3連符とかを入れるともうダメです。 3/4拍子の3連符ということは、 1小節の中に音符が9つ並ぶことを意味しますが、 この9という数字は192を綺麗に割ることができません。)

Q&A担当者の場合、このような部分ではGDAC2を使わず、 メモ帳で入力し、他の拍子の部分をGDAC2を使って別のファイルで作成し、 最後にメモ帳で両者を合成していました。 こうしないと、GDAC2がチップの位置を (1小節を192段階に分けた内のどこかに) 微妙にズラしてしまい、 正しいデータ作成ができません。

なお蛇足ながら、DTXManiaは1小節を384段階で、 BandJamは256段階で、 GDAC2は192段階でそれぞれ扱っています。 いわゆる、全音符の分解能というやつですが、 頭の片隅に入れておくと役に立つことがあるかも知れません。

001小節を3/4拍子に設定。チップの位置がグリッドに合わない。

「編集単位」を「24分」にすると、 3/4拍子の場合はチップ位置がグリッドに合うようになる。


? GDAC2起動時、最初からDTXの新規作成状態にする方法

GDAC2起動直後は、GDA/G2Dの新規作成ウインドウが開きます。 しかし、これはDTXをメインに作る人にとっては、結構かったるいです。 (DTXデータを作り始めるためには、GDA新規作成ウインドウをまず閉じて、 いちいち[ファイル]-[新規作成]-[DTXMania Data (DTX)]などとする必要があります。下図参照。)

DTXデータを作成する場合の、通常の新規作成手順。慣れてくると、結構かったるい・・。

これが面倒な場合は、GDAC2.iniに以下を追加しておくと、 以後最初にDTXの新規編集ウインドウが開くようになります。

[Default]
DefExt=DTX

元に戻す場合は、この行を削除するか、 もしくは DefExt=GDA などとするようにしてください。

なお、このやり方で、「DTXMania Data(DTX)」ではなく、 「GDA→DTX変換用」とか、 「DTXMania Data(BGA)」とかがでてきてしまう場合は、 GDAC2のフォルダにあるファイルの名前を、 それぞれ以下のように変更してみて下さい。

変更前 変更後 補足
dtx_dtxv.gsc dtx_dtxv_normal.gsc
gda2dtx.gsc dtx_convfromgda.gsc (このファイルがある場合に限る)
dtxbga_dtxv.gsc dtx_dtxv_bga.gsc (このファイルがある場合に限る)

(要は、同一拡張子向けのレーンスクリプトが複数ある場合の優先順位が、 ファイル名降順で決まるっぽいということです。)


? 空打ち音を設定する

タム(HT, LT, FT)については、 GDAC2上で空打ち音を簡単に設定できます。 具体的には、空打ち音を [CTRL]+[左クリック] でレーンに配置すればOKです。 これで、空打ち音が設定されます。 設定されたところ以降で空打ちした場合、 その空打ち音が鳴ります。

(注: 必ず、 DTXV061(017) 以降に付属しているDTXレーンスクリプトを使用してください。 DTXレーンスクリプトが古いと、この機能が使えません。空打ち音の機能そのものは、 DTXMania Release 054や055bでも使用可能です。)

特にFTレーンは 「まったく使用しない」人もいらっしゃることでしょうけど、 その場合でも曲の頭で何か空打ち音を一つセットしておいてもらえると、 フロアタムを使っているプレーヤーにとっては、 気分でフロアタムを叩いたときに音が出てうれしいです。

なお、タム以外 (スネアやライドシンバル、ハイハットなど) には、GDAC2上で空打ち音を設定することができません。DTXフォーマットの仕様書?を参考にして、 メモ帳などを使って設定してください。

タムのレーンで [CTRL]+左クリック して入力したチップは、 「空打ち音の指定」となります。 (演奏するチップにはなりません。)
この例では、小節の頭以降ずっと、 それぞれ 20, 21, 22 の空打ち音がセットされ、 以後空打ちしたとき (つまりチップがないところで叩いたとき) に出る音となります。


? その他tips

「選択モード」(鉛筆アイコンオフ)のとき、 選択範囲を [CTRL]+左ドラッグ すると、 選択範囲のコピーができます。

LCレーン(左クラッシュシンバル)は、通常の入力と [CTRL]を押しながらの入力、どちらでも使用できます。 ハイハットオープンのレーンから左シンバルのレーンにチップを移すときに、[CTRL]状態のチップをそのまま移せてちょっと便利。


参考: Q&A GDAC2でDTXデータを作るときの基本的な使い方を教えて下さい。?

最終更新: 2006.1.9

DTXMania Q&A