オーディオ総出力遅延について
システム固有の音の遅延を解消するために、オプション設定画面で、「オーディオ総出力遅延」項目を設定します。
この項目には、DTXManiaが音の出力を開始してから実際にスピーカーから音が出るまでにかかる時間を設定します。
その時間は、「ソフトウェア遅延」と「ハードウェア遅延」の合計となります。

- ソフトウェア遅延は、DTXMania が出力した音のデータが、Windows のオーディオエンジンの通過にかかる時間です。
これは、(WASAPI や ASIO のバッファサイズという形で)ある程度はユーザが制御可能です。 - ハードウェア遅延は、Windows のオーディオエンジンから出力された音が、デバイスドライバ・物理コネクタ・配線・オーディオミキサー装置・スピーカー/ヘッドホンなどを通過し、実際に音としてユーザに聞こえるまでにかかる時間です。
物理構成による影響が大きく、制御不可能で測定も困難です。
なお、「オーディオ総出力遅延」の初期値と下限値はソフトウェア遅延の値になっており、ハードウェア遅延が考慮されていません。
DTXMania に与える影響
- 自動再生音(BGM や AutoPlay ON のドラムチップなど)は、オーディオ総出力遅延に指定された時間だけ早めに再生を開始します。
- 手動で再生される音(Gamers モードでの手動演奏ドラムのサウンド)は、オーディオ総出力遅延の設定値に関係なく、生の遅延が発生します。
よって、
- 「オーディオ総出力遅延」が正しくなければ、(耳で聴いている)BGMと(目で見ている)譜面がズレます。
- Games モードでの手動演奏ドラムのサウンドの遅延はどうしようもありません。
オーディオ総出力遅延の算出方法
「オーディオ総出力遅延」は計測が困難であるため、設定値はユーザ自身の「耳」と「リズム感覚」で判断します。
その手順の一例を以下に紹介します。
- はじめに、オプション設定画面で「判定FAST/SLOWの表示」を ON にしておきます。
これで、ズレが可視化されます。 - まずは、「オーディオ総出力遅延」を最低値にして、ドラムを演奏してみます。
- 遅くも早くもないテンポで、同じパターンを多く繰り返す単調な、そして「ズレなく正確に作られた譜面」が良いでしょう。
- 画面を目で見てタイミングを測る「目押し」ではなく、「耳」でBGMを聴いて、BGMに対して正確になるように演奏してください。
オール Perfect を取る勢いで演奏してください。あなたのリズム感覚が試されます。
- 結果、演奏が FAST/SLOW のどちらかに偏るようであれば、オーディオ総出力遅延の値を変更し、再度演奏します。
- FAST が多い →
BGM がチップより早い →
「オーディオ総出力遅延」の値を減らす - SLOW が多い →
BGM がチップより遅い →
「オーディオ総出力遅延」の値を増やす
- FAST が多い →
- FAST/SLOW がだいたい均等になるまで、この調整を繰り返します。
- 他のいくつかの曲についても 1~4 を繰り返します。